最近,藤井風というミュージシャンの曲にはまっています。
15年以上前の話,主に洋楽ですが音楽が大大大好きでした。
ビルボードランキング50位くらいに入っているアルバムなら常に知らないものはないというくらい,毎日あれやこれやと聴きあさり,休みの日は市内のCDショップ・中古CDショップのハシゴで一日が終わるということもしょっちゅうでした。
テレビで気に入った曲があって,名前がわからなければテレビ局に電話して教えてもらう,電話に出た人がわからなければわかってもらえるまで受話器に向かって歌って聴いてもらう…
そんなことも厭わない執着ぶりで,今思うとすごいエネルギーだったなと呆れます。
そんな私も年を取るにつれて音楽ばかりに時間を割けず,今ではすっかり疎い人になってしまいました。
あの頃の私が今の私を知れば驚くだろうなと思うほど,知らないし遅れています。
ただ,今でも音楽は好きなので,何か新しいのが聴きたいなと思った時は,いつも音楽に詳しい友人にたずねています。
彼自身も趣味で音楽活動をしていて,オススメしてくれるアーティストがいつも深いというか,私の趣味嗜好もよく理解してくれているというか。
その友人から「きっと聴いていると思いますが,彼はカバー曲もいいですよ」と教えてもらったのが藤井風です。
全然聴いてなくて今知りましたが。
2年前にデビューしているそうです。
早速聴いてみると…すごいです。
今風に凝ったコード進行と達観した歌詞。
声も落ち着いていて,ミドルテンポの曲をしっとり歌い上げる感じ,昨日今日の歌唱力ではないです。
実力はあれど芽が出なかった遅咲きの30代の人かしら…
と思ったら。
な,なんと24歳です。
↓藤井風氏。
見た目もこんな感じで24歳とは誰もきっと…(すみません)
「きらり」「青春病」…良い曲は沢山ありますが,男女の別れの場面を歌った「帰ろう」という曲が今一番気に入っています。
-憎みあいの果てになにが生まれるの
-わたし,わたしが先に忘れよう
という歌詞を23歳で書いたのか…
延々曲をループさせて毎日感動しています。
おとなりの岡山県出身というのも好きに拍車をかけているかも知れません。
肝心のカバー曲,アルバムとして発売しているのは洋楽ですが,
YouTubeで昭和の邦楽をピアノ弾き語りで熱唱しているのが視聴できます。
私のおすすめは「フライデーチャイナタウン」
↑ぜひ一度!
by:Saya